パピヨン”カルラ”とお出かけ~京都の夏 祇園祭 前祭 その3~

(o’ω’o)b コンニチワァ♪ 父ちゃんです。

今回も祇園祭、山鉾について引き続き書いていきます。

前回はくじ取らずの長刀鉾、山一番の占出山について書きましたので、今回は3番目に巡行した孟宗山からご案内していきます。

相変わらず犬ともペットとも関係ない内容ですが、このブログはこんなもんだと思っていただけるとありがたいです。

3,孟宗山

孟宗山は別名「筍山」とも呼ばれます。御神体は中国の書物「二十四孝」の孟宗をモチーフにしています。

祇園祭 孟宗山

▲孟宗山

二十四孝のお話は次の通りです…

病気の母親を養う孟宗はある冬の日、母から筍が食べたいと言われます。竹林で筍を探しますが冬なので当然筍は生えていません。困った孟宗が涙ながら天に祈ると、雪が解け筍がたくさん出てきました。孟宗は喜び、母に筍を与えると病気は回復し天寿を全うしました。

祇園祭 孟宗山

▲孟宗山

御神体は唐人衣装に笠を付け、右手に筍をもち、左手には鍬を担いで立っています。また御神木や御神体の笠には雪を模した綿が取り付けられています。

祇園祭 孟宗山の会所

▲会所の御神体

孟宗山の装飾には、明治時代に京都で活躍した日本画家の師弟、幸野楳嶺竹内栖鳳のものや平山郁夫のものが使われています。

祇園祭 孟宗山

▲孟宗山

孟宗山の欄縁に取付けられた金具「彫金群鳥図」は師匠の幸野楳嶺の下絵によるもので、カワセミや孔雀、鷹など15種類の鳥が描かれています。

弟子の竹内栖鳳が手がけたものが見送「白地墨画竹林図」です。華やかな懸装品が多い中で白地に墨一色で描かれたこの絵は唯一のもので、異彩をはなっています。

胴懸は平山郁夫の「砂漠らくだ行(日)」「砂漠らくだ行(月)」で平成20年、21年に新調されました。

祇園祭 孟宗山の見送「白地墨画竹林図」

▲見送「白地墨画竹林図」

祇園祭 孟宗山の胴懸「砂漠らくだ行(月)」

▲胴懸「砂漠らくだ行(月)」


4,霰天神山

霰天神山は錦小路通にあるので「錦天神山」または「火除天神山」とも呼ばれます。

祇園祭 霰天神山

▲宵山の霰天神山

祇園祭 霰天神山

▲霰天神山

永正年間、京都に大火がおこった際、霰が降りだして猛火を消し止めました。その時、霰と一緒に約3.6㎝の天神像が降ってきて、その像をお祀りしたのがこの山の始まりです。

その後、多くの山鉾が燃えた天明の大火や蛤御門の変でもこの山だけは無事だったそうです。

祇園祭 霰天神山

▲明かりが灯った霰天神山

霰天神山の前懸のひとつは、16世紀にベルギーで製作された「イーリアス物語」の場面を描いたゴブラン織タペストリーです。

ゴブラン織りとは羊毛を使って織りあげた「毛綴織」というもので、霰天神山のものには上半分にイルカにのった少年や海の生き物を描き、下半分には花園の男女が描かれています。

祇園祭 霰天神山

▲霰天神山

左右の胴懸には上村松篁原画の「白梅金鶏図」、上村敦之原画の「紅白梅図」が用いられています。

上村松篁は美人画の大家、上村松園の息子で、上村敦之はその上村松篁の息子、松園の孫になります。

左右の親子の作品を見比べてみるのも面白いですね。

霰天神山では山の縁起にちなんで、宵山では「火防せ・雷除け」の御守りが授与されます。

霰天神山のお札

▲「火防せ、雷除け」のお札

霰天神山とパピヨン

▲これで一年安心ワン🐾


5,函谷鉾

函谷鉾も長刀鉾と同じく「くじ取らず」の山で、巡行の5番目をすすみます。

函谷鉾の由来は中国・斉の孟嘗君が鶏の鳴き声によって函谷関を脱出した中国の故事「鶏鳴狗盗」にちなんでいます。

函谷鉾の真木の中ほどの天王台には孟嘗君、その下に鶏がそなえられています。

祇園祭 函谷鉾

▲函谷鉾

また函谷鉾は生稚児ではなく、稚児人形を初めてのせた鉾でもあります。

もともと函谷鉾町には大きな武家と公家の邸宅が建ち、稚児をだせる町人が少ない地域でした。

鉾を復興させる際、仏師・七條左京という人が許可を得て、自作の人形をのせたのが始まりだそうです。

人形の名は「嘉多丸」当時の左大臣の長男、一条実良がモデルだそうです。

祇園祭 函谷鉾

▲函谷鉾

函谷鉾の前懸は祇園祭最大のもので、16世紀にベルギーで作られたものです。町内の商人から寄贈されたものですが、元はオランダ商館から時の三代将軍・徳川家光に献上されたものだそうです。

図柄となっているのは旧約聖書「創世記」の「イサクに水を供するリベカ」、別名「イサクの花嫁選び」と呼ばれるものです。

この前懸は重要文化財に指定されており、巡行の際は平成18年に複製されたものが使われ、現物は会所で見ることができます。

函谷鉾の見送は「金剛界礼懺文」が紺地に金文字で織られたものです。金剛界礼懺文には弘法大師の真蹟が書かれています。

前懸は聖書で見送は仏教というのが、ギャップがあって面白いですね

祇園祭 函谷鉾の見送

▲函谷鉾の見送

※7/16〜17にお出かけしました。
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