パピヨン”カルラ”とお出かけ~京都の夏 祇園祭 前祭 その10~

(o’ω’o)b コンニチワァ♪ 父ちゃんです。

今回も引き続き祇園祭、前祭の山鉾を巡行順にご紹介していきます。

今回は屋根のある「郭巨山」、恋物語の「保昌山」、2羽のフクロウの「放下鉾」をご案内します。

19,郭巨山

中国の史話「二十四孝」の「郭巨釜堀り」の故事にちなんでつくられた山で、そのため「釜堀り山」とも呼ばれます。

祇園祭 郭巨山

▲郭巨山

「郭巨釜堀り」とは…中国・後漢の時代、郭巨には妻と母と3歳子供がいました。郭巨の母は孫をたいそう可愛がっていましたが、貧しかったため郭巨は全員が満足するだけの食事がつくれませんでした。

ついに郭巨は「このままでは母と子に食事を用意することもままならない。子供はまた授かることができるが、母は二度と授からない。この子は埋めてしまおう」と妻に告げ子を連れて埋めに行きます。

郭巨が少し穴を掘ると黄金の釜がでてきて「孝行な郭巨に天からこれを与える」と書かれていました。郭巨と妻は喜び、子を連れて帰ってさらに母に孝行した…というお話です。

祇園祭 郭巨山

▲郭巨山

郭巨山が文献に初めて登場するのは明応9年(1600年)のことで、その後、豊臣秀吉から税金を免除され山が大型化、懸装品も豪華になっていきました。また京都を襲った度重なる大火で何度も焼失を繰り返しますがそのたびに復興。昭和になり他の山が車輪を付けるようになる中最後まで曳山にこだわりましたが、ついに昭和41年を最後に車輪を付けて巡行となりました。

祇園祭 郭巨山

▲郭巨山

郭巨山の懸装品は前懸、左右胴懸、後懸は美人画の大家・上村松園の子、上村松篁のもので四季を表す作品になっています。後懸の「阿国歌舞伎図」は祇園祭の山鉾では珍しい風俗画。

祇園祭 郭巨山の御神体

▲郭巨山 御神体

郭巨山の御神体、郭巨と童子は天明5年(1785年)に製作されたもの。また郭巨山の特徴として、ほかの山は御神体の日除けに赤い朱傘を用いますが、郭巨山では文政3年(1820年)から紺地に神紋の日覆い屋根が用いられています。

祇園祭 郭巨山とパピヨン

▲屋根がついているので一目でわかるワン🐾


20,保昌山

祇園祭に行かれたことがある方でも、この保昌山には行ったことがないという方もいらっしゃるかもしれません。というのも、多くの山鉾が集まる四条通の側ではなく、四条から南に進んだ仏光寺の側に保昌山はあります。

保昌山は丹後守・平井保昌(藤原保昌)と和泉式部の恋物語をモチーフにした山です。

平井保昌は平安時代の貴族。武勇に優れ、源頼信などと共に「道長四天王」と称せられました。のちに藤原道長の薦めもあり、歌人の和泉式部と結婚します。

祇園祭 保昌山

▲保昌山

祇園祭 保昌山の提灯

▲保昌山

平井保昌と和泉式部のエピソードとして、和泉式部に紫宸殿(天皇などが重要な行事を行うところ)の紅梅を手折ってほしいとお願いされ、警護の北面の武士に弓を射かけられながらもなんとか一枝を得て愛を射止めたというものがあり、これが保昌山のモチーフにもなっています。

祇園祭 保昌山の御神体

▲保昌山の御神体

御神体は緋縅の鎧を身につけ、梨地蒔絵の台に梅たくさんのせて差し出す姿をしています。頭は明応9年(1500年)、胴は寛政頃(1789~1800年)ころに町内の彫刻士によってつくられたものです。

祇園祭 保昌山の提灯

▲保昌山

保昌山の懸物のうち、前・胴懸は円山応挙が下絵を描いたもの。前懸は「蘇部牧羊図」胴懸は「張騫虎図」と「巨霊人白凰図」、どれも中国の人物や故事が描かれています。また応挙が描いた下絵は別に屏風に仕立てられて保存されています。

祇園祭 保昌山

▲保昌山

保昌山とパピヨン

▲宵山には「縁結び」の
お守りが授与されるワン🐾

祇園祭 山鉾巡行

▲巡行の様子 菊水鉾・白楽天山・郭巨山
そして保昌山とつづきます


21,放下鉾

鉾の名は真木の中ほどの天王座にお祀りされている放下僧の像にちなんでいます。鉾頭は月・日・星の三光が下界を照らす形を示していて、その形が洲浜に似ていることから「すはま鉾」とも呼ばれます。

祇園祭 放下鉾

▲放下鉾

放下僧とは、室町時代以降に鉾町の街角で辻説法を行っていた僧侶で、田楽から転化した大道芸を披露するスタイルが当時大変人気がありました。その放下僧の影響からか、放下鉾のお囃子は少し変わっていて、打ち鳴らす鉦の普通とは逆側を連打する部分があります(乱れ囃子)。

祇園祭 放下鉾の提灯

▲放下鉾

放下鉾の懸装品で目を引くのは見送ではないでしょうか。昭和57年に製作されたもので満月の夜、イスラム風の建物をバックに羽ばたく2羽の白いフクロウが描かれています。作者は京都の染色家・皆川泰蔵氏で、ヨーロッパやアジアを渡り歩き独自の作風の作品を残されています。義父はこちらも多くの山鉾の懸装品を手掛けられている皆川月華氏です。

祇園祭 放下鉾の見送

▲放下鉾 見送

前懸や胴懸にはインドやペルシャの花紋様の絨毯、水引には鳥獣人物戯画で有名な高山寺が所有する「華厳宗祖師絵伝」を下絵にした綴織が使われています。

祇園祭 放下鉾の前懸

▲放下鉾 前懸

▲懸想品は巡行中が映えますね

放下鉾とパピヨン

▲大迫力のフクロウさんだワン🐾

※7/16~17にお出かけしました

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