パピヨン”カルラ”とお出かけ~京都の夏 祇園祭 前祭 その11~

(o’ω’o)b コンニチワァ♪ 父ちゃんです。

今回も引き続き祇園祭、前祭の山鉾を巡行順にご紹介していきます。

今回は鉾のような山「岩戸山」と豪華絢爛「船鉾」、前祭の「屏風祭」について書いています。

22,岩戸山

岩戸山は、長刀鉾や函谷鉾などの「鉾」と同じ形をした「山」、「曳山」です。その名残として鉾柱ではなく、「山」の象徴である松がたてられています。

祇園祭 岩戸山

▲岩戸山

岩戸山は二つの神話、「国生み」と「天岩戸」をモチーフにしています。御神体もそれぞれの神話に関するものが祀られています。

国生み神話からは伊弉諾尊。紫黒色の顔に大きな金色の目と獅子鼻、陣羽織姿で天の瓊矛を持ち屋根の上に立っています。

祇園祭 岩戸山

▲岩戸山

天岩戸の神話からは、弟の素戔嗚尊の酷いいたずらの為に天岩戸に閉じこもる天照大神と、その天照大神を天岩戸から引っ張りだした力自慢の神様・手力雄尊をお祀りしています。

また、岩戸山の屋根の軒裏には天照大神が閉じこもる原因になった素盞嗚尊が八岐大蛇と戦う姿が描かれています。御神体にも色々な遊び心が施されています。

祇園祭 岩戸山

▲岩戸山

岩戸山の懸物は、前懸が玉取獅子図中国絨毯、胴懸は唐草文様インド絨毯です。

祇園祭 岩戸山

▲岩戸山

見送は日月龍額唐子嬉遊図の綴織、他に皆川泰蔵作のベネツィア図があります。宵山の会所では二つの見送とミニチュアの岩戸山が展示されていました。

岩戸山の見送「ベネツィア」

▲岩戸山の見送「ベネツィア」

岩戸山の見送「日月龍額唐子嬉遊図」

▲岩戸山の見送
「日月龍額唐子嬉遊図」

祇園祭 ミニチュア岩戸山

▲ミニチュアの岩戸山

祇園祭 岩戸山 巡行の様子

▲岩戸山 巡行の様子



23,船鉾

祇園祭には2基の船鉾があり、前祭の船鉾は戦に出向く姿を表しているので「出陣の船鉾」と呼ばれます。

祇園祭 船鉾

▲船鉾

船鉾の御神体は四体いらっしゃいます。主神は神功皇后、神面をつけ緋縅の軍装をされています。他に神功皇后に従う鹿島明神、住吉明神と海神の安曇磯良をお祀りしています。

祇園祭 船鉾

▲船鉾

神功皇后の神面は文安年間(1444〜1448年)、室町時代の作で古来安産の御利益があるといわれ、明治天皇が御降誕された際は宮中に参内したそうです。

祇園祭 船鉾の車輪

▲船鉾

工芸品が大変美しい船鉾ですが、特に目を引くのが船首に取り付けられた黄金の鷁です。

祇園祭 船鉾の鷁

▲船鉾の鷁

鷁(げき)は中国の想像上の水鳥。白い大型の鳥で強風にも耐え大空を飛ぶことから、安全に航海できる様、船首に飾りとしてよく用いられます。船鉾の鷁は宝暦年間(1751〜1764年)の作。

祇園祭 船鉾の鷁

▲船鉾の鷁

また、船鉾の船尾には舵が取り付けられています。黒漆塗に青貝の螺鈿をあしらった京漆の大変美しいもので、翼をもった龍が波間を飛ぶ図柄で、狩野派の鶴澤探泉という絵師が下絵を作成しました。1760年の作です。

祇園祭 船鉾の巡行

▲船鉾 巡行

船鉾とパピヨン

▲船鉾は山鉾の中でも
屈指の美しさワン🐾



前祭の屏風祭

祇園祭のもう一つのお楽しみ、山鉾の町内の旧家や老舗が軒先で秘蔵の美術品や調度品を飾り付け公開しているのが屏風祭です。

屏風を飾りつけることが多いのでこの名で呼ばれていますが、着物や武具なども公開されています。

前祭の屏風祭ですが…今年は宵山の夜に見て回ったので、正直人出が多すぎてどこが公開されているか探すのも困難な状況でした。

早朝にカルラとお散歩した時は時間が早すぎて公開されていなかったので、前祭で屏風祭を楽しむにはお昼間だけっていう感じですね。

ただ昼間だと町家の中の展示だと薄暗くよく見えなかったりで、前祭は屏風祭を楽しむには向かないかもしれません…

今年の前祭では2ヶ所の屏風祭を見ることができました。最初に伺ったのは「半兵衛麩」さんの本部で行われていたものです。

半兵衛麩さんの屏風祭り

▲半兵衛麩さんの屏風祭り

ミニチュアの山鉾や立派な屏風と、とても美しくかわいい細工麩が展示されていました。他にも食べられるちまき麩なども販売されていて多くの方で賑わっていました。

2ヶ所目に伺ったのは芦刈山の側で行われていたもの。両方とも個人のお宅の様でした。

祇園祭 屏風祭り

▲屏風祭り

一件目のお宅では岸禮筆の「蘭亭曲水図」の屏風が生花とともに展示されていました。

筆者の岸禮は19世紀に京都で活躍した岸派の画家で、虎の絵を得意とした岸駒の長男・岸岱の次男になります。

岸禮筆「蘭亭曲水図」

▲岸禮筆「蘭亭曲水図」

2件目のお宅では鵜が描かれた屏風が展示されてありました。

祇園祭 屏風祭り

▲屏風祭り

青色が色鮮やかな屏風でした。作者等の説明書きはなかったかな?どなたの作品でしょうか、気になります。屏風の前にはゆりの生花が。

ワンコを連れて祇園祭を楽しむには…

前祭の最後に犬連れで祇園祭を楽しむ方法を考えます。

一番おすすめなのは巡行当日の朝、6:30位から山鉾をめぐると、御神体ものせられた完璧な姿の山鉾を見ることができます。

加えてこの時間は意外と人も少なく犬連れでも気軽に山鉾に近づくことができます。気温も日中に比べればだいぶ低いので熱中症の心配も大分ましです。

ただ、朝一の場合は露店などはやっていませんので、山鉾と記念撮影したりするのがメインです。

露店などが楽しめるのは宵山です。しかし昼間は気温が、夜は人出が凄すぎて犬連れには全く向かないと思います。

あえて夜の祇園祭を一緒に楽しもうと思うなら保昌山や油天神山・太子山・木賊山のあたりでしょうか?ほかの場所に比べると幾分空いています。

前祭の犬連れでの楽しみ方は、やはり朝いちばんに早起きしてお散歩することだと思います。

※7/16~17にお出かけしました

解体される占出山

▲巡行が終わり、解体中の「山一番」占出山
巡行で集めた厄が四散しないように
すぐに解体されます

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